| 正祖暗殺ミステリー8日 |
| CGV | 2007年 | 評価・・・☆☆☆☆(80%) |
| もくじ |
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| 第1話 |
う~ん、ミステリアスな展開で、かなり面白そうです。そして、やはりと言うべきかなんと言うか、『漢城別曲』と雰囲気がかなり似てますね。老論僻派の大臣がシム・ミング@漢城別曲だったので余計にそう感じちゃいました。でも、『漢城別曲』はあくまでも正祖を”モデル”にした作品ですが、こちらは正祖という名前をはっきり出していますので、ストーリーはこちらのほうがリアリティを感じます。お勧め度は☆☆☆★(70%)から。
正祖の父親であるサド世子が米びつに閉じ込められて死ぬシーンから始まったこのドラマ。「全話数が短いのに、子供時代から?」と思いましたが、すぐに正祖が「私は、サド世子の息子である!」と言いながら即位するシーンに切り替わります。そして、それに怯えた老論派(サド世子の死に関わった勢力)はいきなり正祖の暗殺を画策するも(タイトルがタイトルだから?)、あえなく失敗。まぁ、この辺は前置きって感じなので、あまり深く突っ込まないでおきます。ただ、正祖に粛清されたク・ソンボクという武官の部下だったチャン・イニョンは重要人物のようなので、要チェックですね。
そして、宮殿では、チェ・ジェゴンという人物が出した上疏文の中に書かれていた”金燈文(クムドゥンムン:英祖が息子のサド世子の死を悼んで残した文)”を巡った争いが始まりそうな予感・・・。この金燈文の存在が何を引き起こすのか全く分からないので詳しくはよく分かりませんが、とりあえず、老論派にとって厄介な物のようですな。でも、金燈文は本当に存在するのでしょうかねぇ?チェ・ジェゴンがその鍵を握っているようですが、真相やいかに!?
また、宮殿の外でも、ホン・ゲヒ(老論派の巨頭だった人)の子孫・ホン・ジェチョンという者が、正祖が園幸(ウォネン:王の外出のこと)を予定している華城(ファソン)で正祖を爆殺しようと企んだり、「新世界の開闢(かいびゃく)」を掲げるムン・インバンという者がチャン・イニョンに接近したりと、何やら陰謀がうごめいている様子・・・。こちらからも目が離せませんね。
さて、これからどのように展開していくのか、とても楽しみです。でも、『漢城別曲』同様、ストーリーが難解なので、レビューを書くのが難しい・・・。
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| 第2話 |
ひぇ~、このドラマの恵慶宮、怖すぎです!チョン・エリ氏(大妃@『漢城別曲』)が演じるということで、少しアクが強い感じかな?とは思っていましたが、まさかここまでとは・・・(苦笑)。他のドラマでは”大人しくて、哀愁漂う女性”という感じの恵慶宮ですが、このドラマの恵慶宮はサド世子の死について「王様(英祖)があんな事をするということは、よっぽどのことだったのです」と半ば肯定しちゃってますし、何考えてるか分からないし、とにかく怖い人です・・・。
恵慶宮は正祖に金燈文のことを問い詰め、そのありかを聞き出したかと思えば、なんと、それを盗み出してキム・ジョンス(老論派のボス的存在の人)に届けます。それを受け取ったキム・ジョンスは金燈文を燃やしてまった上で、正祖に金燈文の公開を求め、「”金燈文がある”などと嘘をついた」ということで攻め立てようと考えるのですが、何故か座布団の中に復活していた金燈文・・・。そして、逆にキム・ジョンスが正祖に激しく攻め立てられることに・・・。うぅ~ん?まさか、すべて恵慶宮の企みなんでしょうか・・・?まぁ、このドラマの恵慶宮なら、こんな策謀を用いても不思議じゃないですけどね。
そんな頃、華城では、ホン・ジェチョンが買い占めた滌暑丹(チョクソダン)を盗んだマクセが殺され、捕盗庁が調査を始めていました。すると、マクセの共犯者・ハン・ジャンボクという者が浮上してきて、捕盗庁はハン・ジャンボクを生け捕りにするべく罠を張ります。しかし、裏ではホン・ジェチョンがチャン・イニョンを従えたムン・インバンと手を組み、滌暑丹の買占めが捕盗庁にバレないようにハン・ジャンボクを始末しようとしていました・・・。さぁ、どちらが勝つでしょうか?この話の最後を見た限りでは、どうやらホン・ジェチョン側の勝利が濃いようですが、もしかしたら捕盗庁が二重に張り込んでいるかもしれませんしね。
さぁ、だんだん緊張感が増してきて、面白くなってきそうです。1・2話は前置きっぽかったですが、次あたりからは本格的な戦いが始まりそうですし。あ、そういえば、はじめに出てきた猫の死体は何だったんでしょうかねぇ?あまりストーリーに関係ないような気がしたのですが・・・。
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| 第3話 |
結局、ハン・ジャンボクは始末されてしまい、チョン・ヤギョン(暗行御史)たちは黒幕の正体を突き止めることが出来ませんでした・・・。しかし、ヤギョンは「滌暑丹の買い占めの隠滅だけなら、ここまですることはないだろう・・・」と考え、裏に大きな陰謀が隠されていることに感づいたようです。さぁ、無事にホン・ジェチョンらの陰謀を突き止め、正祖を守り抜くことが出来るのでしょうか?それにしても、毎回毎回出てくるチャン・イニョンとソヒャンビのセッ●スシーンは必要なのか!?『シークレット・ルーム』でもあるまいし・・・^^;
イニョンの活躍により、証拠隠滅に成功したホン団主たちでしたが、なんと、肝心の爆殺計画が驚くほどにお粗末!ホン団主は、手抜き工事によって空洞ができたところに爆薬を入れて爆発させるつもりだったようですが、見張りの兵士が王に忠誠を尽くしている壮勇営の兵士であり、買収はほぼ不可能なこと、さらに、見物している民がいることも全く頭に入れておらず、かなり現実味の無い作戦だったようです・・・。うわぁ~、カッコわるぅ~(笑)。もっと綿密に練られた暗殺計画かと思っていたので、何だか腰砕けになっちゃいました・・・。でも、ムン・インバンが来たからには油断できませんけどね。
宮廷では、老論派のキム・ジョンスが大王大妃に接近して、「他の王子を即位させ、大王大妃様が垂簾聴政(スリョムチョンジョン:幼い王の代わりに大妃が摂政を執ること)を行っては?」とそそのかし、大王大妃もすっかりその気になっておりました。新兵判・シム・ファンジ(チャングムパパの悪役はお初ですね。今のところ、違和感がかなりあります^^;)も、他の武官達と共に”謀反者を成敗するための挙兵”という名の謀叛を起こそうと企んでおり、正祖は内と外から同時に狙われるという苦境に・・・。でも、コイツらは「おそらく、園幸は6月だ」と言ってましたが、正祖は「5月に行く」と言ってましたよね・・・。早くも計画に狂いが出てる!?
まだまだ派手な動きは見せませんが、人物関係などが頭に入ってきたので、俄然面白くなってきました。さぁ、次回はどんな展開を見せるでしょうか?
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| 第4話 |
ヤギョンの部下のチェ旗摠(キチョン)はどうやらチャン・イニョンと旧知の仲らしく、前回、イニョンが刀を突きつけておきながらチェ旗摠を殺さずに帰ったのは、どうやらそのためだったようです。うーん、チェ旗摠がこのままイニョンの見張りに徹してくれればよいのですが、「イニョンと志を共に!」って感じになりそうな気がして怖いんですよねぇ・・・。ク・ソンボクのこともあり、イニョンが正祖の側につく確率はゼロに等しいので、あるとすればチェ旗摠の寝返りです。私の取り越し苦労であってくれれば良いのですが・・・。
そんな頃、正祖はというと、ホン・イナン(インハン)が先王・英祖の前で「世孫様(=正祖)は、党争も、誰を職に任命するかも、朝廷のことも知る必要はありません!」と言った事件(『ホン・グギョン』にも出てきましたね)について、「あれは主上をかばうために言ったのです」と言い張る恵慶宮と、「そうではありませんでした」と言う正祖が半ば喧嘩のような状態になっていました・・・。って、おいおい、内輪揉めしている場合じゃないでしょうが・・・。恵慶宮も、この大変なときに余計な火種を持ち込まないで欲しいものですなぁ。もしかして、この人が黒幕だったりして・・・(『漢城別曲』の観すぎ?)。
正祖を狙う二つの勢力は、着々と準備を進めていました。まず、ホン団主&ムン・インバンですが、インバンが外国から呼んで来た狙撃手を使い、スナイパーライフル(?)で正祖を撃ち殺すつもりのようです。そうそう、例の城門爆破は諦めたんでしょうかねぇ?また、シム・ファンジたちは、大王大妃と手を組み、謀叛の決行に向けて兵士の訓練を始めておりました。
しかし、正祖とて無策ではありませんでした。ヤギョンを兵曹参知(チャムジ:参議と同じ正三品堂上官で、判書の監視役)に任命し、シム・ファンジの牽制を図ります。でも、ヤギョンがいくら優秀とはいえ、こんなお目付け役一人でどうにかなるものなんでしょうか・・・?まぁ、チョン・ヤギョンの腕に期待しましょう。そして、正祖は園幸の日程を発表し、「5月だったのか!」とビックリしているシム・ファンジのもとへ軍事演習の計画を届けるのですが、それを見た瞬間、さらにビックリ!といった感じのファンジ・・・。一体、何が書いてあったんでしょうか?
そろそろ次回くらいから園幸が始まり、正祖の命を巡った攻防の火蓋が切って落とされるのでしょうか?なんだかんだで残り6話なので、メインの”8日間”を早く観たいんですよねぇ~。
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| 第5話 |
いよいよ正祖の園幸の日が近づいてきて、暗殺を目論む者たちはせわしく準備に取り掛かります。まずはシム・ファンジたちの勢力ですが、将臣迎接礼が行われる真木亭(チンモクジョン)で正祖に忠誠を尽くす官吏を始末し、その後は大王大妃の力を借りて国を掌握しようと目論んでおりました。もはや、頼りになるのは参知のチョン・ヤギョンだけですね。何とかしてこいつらの陰謀を止めてくれ~!
一方、ムン・インバンのほうはというと、橋の下に水底雷を仕掛け、正祖を漢江の藻屑にしようと企んでおりました。そんな中、捕盗庁の兵士がテドン商団に乗り込み、悪党を一網打尽にしようと計画するのですが、商団は既にもぬけの殻・・・。尾行を察知したインバンたちは逃げてしまっていました。しかし、商団に残っていた火薬や硫黄から、ヤギョンは「もしや、橋を爆破するつもりでは・・・?」と感づき、警備を強化するようなので、こちらはひとまず安心かとは思いますが、決して油断は出来ません。あと、どうでもいい話ですが、悪党たちが「ドドド、ドッカーン」「ハッハッハッー」というカタコトの会話をしていたのが妙にツボにはまっちゃいました(笑)。
そして、正祖がついに園幸に出かける日がやってきました。さぁ、これから”運命の8日間”が始まるわけですね。正祖は無事に華城園幸を終え、軍事改革を成功させられるのでしょうか?それとも、『漢城別曲』同様、正祖は老論の力の前に屈してしまうのでしょうか?はたまた、ムン・インバン率いる革命軍が勝利を収めるのでしょうか?(まぁ、これは史実を大きく逸脱するのでありえないとは思いますが・・・。それを言うと、”正祖の勝利”も少しおかしい。だとすると、やはり”老論の勝利”が濃厚でしょうかねぇ・・・。)
うぅ~ん、面白くなってきました。こういう史劇、大好きです!そして次回、ついにお待ちかねの”8日”が始まり、ますます面白くなってきそうですねぇ。男前なチョン・ヤギョンの活躍に期待です!お勧め度はワンランクアップの☆☆☆☆(80%)。
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| 第6話 |
漢江に架かる橋の爆破を目論むムン・インバンたちでしたが、結局着火することができず、作戦は大失敗に終わります。うーん、この人たち、かなりグダグダですよね・・・。城門の爆破の計画は適当だし、今回も不手際をやらかすし、しまいにはインバンが連れて来た中国人がホン商団の人と仲間割れを始めるし・・・(そういえば、前回も済州の割譲のことで揉めてましたね)。何か、結局このまま何も出来ずに終わっちゃいそうな気がしなくもないです(笑)。
シム・ファンジたちは、今回は大きな動きを見せませんでした。計画の実行は次回くらいでしょうか?ただ、「青二才」と馬鹿にしていたチョン・ヤギョンの実力に気づき、ヤギョンを警戒し始めたようなので、少し手ごわくなるかもしれませんね。
また、正祖を護るために行動しているヤギョンは、チャン・イニョンを追うため、ソヒャンビを問い詰めることに。そして、”イニョンがオクポ(ムン・インバンの別名)に仕えている”という情報を手に入れることに成功。ヤギョンはムン・インバンが裏で糸を引いていることに薄々感づいたようで、敵の正体に一歩近づきました。というか、少し(かなり?)卑怯な手ですが、このままソヒャンビを人質にとっていれば、イニョンがこっちに情報を漏らしてくれたりするんじゃないでしょうかねぇ?まぁ、女性を人質にとって脅しをかけるヤギョンなんて見たくないですけど^^;
これで『一日目』が終わったということでしょうか?しかし、シム・ファンジの陰謀も待ち構えてますし、インバンだってまだまだ諦めてはいません。攻防はますます激しさを増してきそうな感じです。
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| 第7話 |
漢江での作戦が失敗に終わったムン・インバンたちが次に採った作戦は、”百歩必殺”のチャン・ソンを使って正祖を狙撃するという作戦でした。例によって、こいつらの陰謀は全然成功する気がしませんけど・・・(笑)。にしても、こいつらのカッコ悪さはずば抜けてますよね。ビビりまくりで、1話2話のころの”悪役っぽさ”はどこへやらのホン・ジェチョンがその筆頭格。こいつがいるだけで緊張感が高まってきたシーンが一気にオチャラケムードになるので、正直言ってホン団主は要らないなぁ~(笑)。
そんな頃、正祖は恵慶宮と昔の出来事について語り合っておりました・・・。「サド世子が精神を病んでいた」という記述は、どうやら『恨中録』(ハンジュンノク:恵慶宮の随筆)から引用したようですが、他のドラマでは”老論の陰謀と英祖の短気のせいで殺されてしまった悲運の王子”という感じで描かれることが多いサド世子を、”精神を病んで乱心し、自ら破滅へ突き進んでいった”という感じで描くこのドラマはとても新鮮かつ興味深いです。英祖~正祖時代に興味津々の私としては、この部分もかなり面白く観れてます。
そして、正祖はインバンたちが待ち構えている山を通過することになるのですが、ここでチョン・ヤギョンがまたまた大手柄。「ここは狙撃にうってつけの場所だ」と気がついたヤギョンは、チェ旗摠に山の見張りを命じており、結局、インバンたちは何もすることができずに退散していきます。さて、お次はどんな作戦を使ってくるのでしょうか?まぁ、どうせ失敗でしょうけど。この人たち、西洋の武器を使って正祖を殺す計画を立てるまではいいのですが、肝心の実行がグダグタなんですよねぇ~。もはや”お笑い要因”になりかけてます(笑)。
またしてもインバンの陰謀を退けたヤギョンでしたが、次はいよいよシム・ファンジが動き始めました。「五軍営が妙な動きをしている」という知らせを受け取ったヤギョンは、ファンジが薬房の提調(チェジョ:ナンバー2)を兼任していることを利用し、「先に真木亭に行き、お粥を用意する」という任務を与えて、正祖の近くから引き離すことに・・・。さぁ、次回はいよいよファンジとヤギョンの対決ですね!ヤギョンはいかにして将臣迎接礼での陰謀を阻止するのでしょうか?
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| 第8話 |
正祖に忠誠を尽くす官吏を殺すため、真木亭で待ち構える訓錬都監の兵士たちでしたが、そこに現れたのはシム・ファンジ。そして、「何かあったら、近くにいる兵判を利用しろ」とヤギョンに言われていたチェ旗摠は、シム・ファンジの近くに張り付きます。どうすることもできなくなった訓錬都監の兵士は撤退を決意し、ファンジの陰謀は失敗に終わりました。うーむ、チョン・ヤギョン恐るべし。『洪國榮』のホン・グギョンと同じで、何でもお見通しのようですね。名前もどことなく似てますし・・・(笑)。
一方、ムン・インバンのほうは、ことごとく作戦を打ち砕かれてきたチョン・ヤギョンを始末することに決め、チャン・イニョンにその任務が任されます。しかし、イニョンはチェ旗摠に阻まれ、暗殺はあえなく失敗。あぁ、正祖への忠誠心あふれるチェ旗摠ナウリ、「イニョンに寝返るかもしれない」なんて言ってごめんなさい・・・。それにしても、この期に及んでイニョンと女の問題で仲間割れを起こそうとしていたホン・ジェチョン・・・、あんたはいい加減にしてくれ!コイツを見てると、だんだん腹が立ってきますわ・・・。
しかし、そんなホン団主に汚名を雪ぐ機会が訪れました。ホン団主は、「老論派と手を組み、王の通り道や訓練の日程を教えてもらいましょう」と提案し、知り合いのキム・ハンジュに接触。ちょうど同じ頃、老論派のほうも同じようなことを考えていたようなので、おそらく両者の結託は実現するでしょう。あぁ、これは由々しき事態・・・。またまたチョン・ヤギョンの活躍に期待するしかありませんね。ただ、例の中国人海賊とムン・インバンたちの間に溝が出来てしまっている様子なので、案外、内側から崩壊してくれるかもしれません。
続きが気になるのでどんどん先を観てしまい、気がつけば残すところあと2話・・・。正祖の命を巡った攻防、恵慶宮の口から語られる過去、どちらも全く目が離せません。
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| 第9話 |
恵慶宮から衝撃の話を次々と聞かされた正祖ですが、それを鵜呑みにはしていませんでした。正祖はなんと、”ホン・ボンハン・イナンの兄弟と恵慶宮が共謀し、党派のためにサド世子を死に追いやったのではないか”と考えていたのです。うーん、これは流石に正祖の考えすぎなんじゃないかとは思いますが、前にも述べたように、このドラマの恵慶宮はイマイチ何を考えてるのか分からないですからねぇ・・・。果たして、真実やいかに!?
そんな頃、キム・ハンジュから情報を仕入れたムン・インバンは、着々と正祖暗殺の準備を進めていました・・・。そんなインバンは、計画の障害になるかもしれないソヒャンビをイニョンから引き離し、決行の前に始末しようと企むのですが、それが大きな間違い。ソヒャンビはチェ旗摠とキム別将に救い出され、暗殺計画の全貌を洗いざらいチェ旗摠に話してしまいます。ヤギョン側は、これで悪党どもの陰謀を突き止めることが出来たわけですが、ソヒャンビをかばったキム別将が死んじゃいました・・・。いつもはフザけていたキム別将でしたけど、最期は見事な手裏剣の腕と剣術を見せてくれ、この上なくカッコいい死に方でしたね。
そんなことは何も知らないイニョンは、爆薬を仕掛けるインバンの護衛をしていました。あぁ、誰かイニョンに真実を教えてやってくれ~!そうしたら、イニョンはインバンを斬り殺し、チェ旗摠のところに来てくれるだろうに・・・。そして、計画を知ったチェ旗摠はすぐさまヤギョンのところへ行き、末老閑亭(マルロハンジョン)で正祖を襲撃する計画が仕組まれていることを伝えるのですが、時既に遅し・・・。正祖の輿の周りでは大爆発が起こり、混乱状態になっていました。正祖はこのままインバンたちに殺されてしまうのでしょうか?
さあ、早くも最終回を残すのみとなってしまいました。三度目の正直に挑むムン・インバン。予定より早く決行したインバンに出し抜かれた形となったシム・ファンジ。そして、正祖を護るべく戦い続けるチョン・ヤギョン。この三つ巴の争いの行方は!?
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| 最終話 |
爆破と狙撃によって、正祖は孤立無援の状態となり、ついにムン・インバンに捕らえられてしまいました・・・。インバンが約束の時間より早く決行したことを知り、用済みになったら始末しようと考えていた老論派は大焦り。ク・ミョンロクを派遣し、インバンたちの始末と正祖の奪還を図ります。悪党同士が争いを始めたことがせめてもの幸いでしたね。こいつらが本当に手を組んでいたら、難なく正祖の捕縛と軍権の掌握に成功し、世の中は変わっていただろうに。はっはっはっ、残念でした~。
そして、このドラマとて例外ではなく、”ミステリー時代劇最終回のお約束”が始まります。まず、インバンに殺される寸前だった正祖を助けに入ったチェ旗摠が殺されてしまいました。あぁ、この人は大好きなキャラだったのに・・・。謀叛を企んでいると分かれば、かつての友にも切りかかっていた忠誠心、とってもカッコよかったですよ。次は、最後の最後で目が覚めたチャン・イニョンがインバンを殺した後、ミョンロク率いる精鋭兵に斬りかかっていき、手負いであるにもかかわらず三人の兵士とミョンロクを道連れにして死んでいきます・・・。他にもホン団主などが死に、主要人物のかなりがここで散っていきました。あぁ、こうなることは薄々分かっていましたが、何とも物悲しい光景でしたねぇ・・・。
山中の戦闘で生き残った正祖とチョン・ヤギョンは、兵権を掌握したシム・ファンジが待ち構える西将台に向かいます。すると、『暴れん坊将軍』のクライマックスで「上様、御命頂戴!」と開き直る悪代官のように、正祖に武器を向けてくる将軍たち・・・。そして、正祖を囲む壮勇営の兵士とのにらみ合いが始まるのですが、もはや勝ち目は無いと悟った将軍たちは訓錬大将に全ての罪を押し付け、正祖に降伏することに。うわぁ~、抜け目の無い奴らですねぇ・・・。「賽は投げられた」と言って、最後まで逃げなかったホン・ジェチョンのほうがよっぽどカッコ良かったです。
全てが片付いた後、恵慶宮は正祖に真実を語り始めます・・・。サド世子は民からの信頼が篤く、きっと名君になるだろうと言われていたが、老論派に反旗を翻したため、老論派としてはサド世子を放っておくわけにはいかなかった。そして、恵慶宮は、夫か息子のどちらかを捨てなければいけないという究極の選択をしなければなくなくなり、”夫を捨てて息子を助ける”という苦渋の決断をしたということだったのです・・・。あぁ、恵慶宮は決してサド世子を愛していなかったわけではなかったんですね。息子がこんなに立派な王様になって供養の儀式を開いてくれたのですから、天国のサド世子も「お前は正しい選択をした」と言ってくれていることでしょう。決して綺麗ごとだけでは語れない愛・・・。いやぁ~、このドラマで唯一涙が出るくらいグッときたシーンでした。
あぁ~、終わっちゃいましたね・・・。初めは人物関係や設定が良く分からなかったので面白みが感じられませんでしたが、中盤以降はとっても面白く、一気に見ちゃいました。タイトルにもなっている”暗殺ミステリー”も見ごたえ十分でしたが、同時進行で語られた”思悼(サド)世子ミステリー”も凄く興味深く、かなり楽しめたドラマです。 【もくじに戻る】 |