| ファン・ジニ |
| KBS | 2006年 | 評価・・・☆☆☆(60%) |
| もくじ |
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| 第1話 「三千拝の願い」 |
さてさて、NHK総合の放送に先立って『ファン・ジニ』のレビューを始めようと思い、DVDを借りてきました。『シークレット・ルーム』を観た後なので、”映像美”という部分にはあまり驚きませんでしたが(むしろ、『シークレット・ルーム』のほうが少し上かな?)、刀と刀を交えたり、理屈を並べあう男の戦いとは打って変わった、美しい舞や伽耶琴の音色で戦う”女の戦い”はすごく期待が持てそうです。純粋に芸で勝負するのか、それともドロドロ愛憎劇になるのかは分かりませんが・・・。
主人公・ファン・ジニは、母親から離れてお寺で育った女の子。それもなにやら訳ありで、住職は決してチニを下の世界に行かせまいとしていました。しかし、チニは俗世へ下りて母親を探したいという一心で”三千拝”をやってのけ、一度だけ托鉢に付いて行くことを許されます。そして、肝心の母親は見つからなかったものの、美しい妓生(オバチャンでしたけど・・・)に目を奪われてしまったチニ。しかも、よほど印象に残ったのか、寺に帰っても体が自然に踊りだしてしまう始末・・・(笑)。それにしても、一目見ただけで踊りを覚えてしまうとは・・・。天性の才能を持ち合わせているんでしょうねぇ。
そんな頃、松都の教坊(妓生の養成機関)の行首(ヘンス:責任者)・ペンムはライバルの女楽行首・メヒャンと火花を散らしておりました。ペンムは女楽行首の座を奪い取ろうと野心をメラメラと燃やしている様子で、メヒャンの弟子であるプヨンのような才能ある子を求めているのですが、めぼしい子はみんな女楽に取られてしまっているという状況。そんな時、寺を抜け出して妓生の見物に来ていたチニを見かけ、一発でその秘めたる才能を見出したペンム。しかし、そこに住職が現れ、チニを引きずって帰ります。そういえば、チニとプヨンが対になっているシーンが何回か出てきましたが、これは二人がライバルになることを暗示しているんでしょうかねぇ?おそらくチニの師匠がペンムになるということから考えれば、そうなる確率は非常に高いですが。
それにしても、住職はなぜこれほどまでにチニの自由を奪うのか。その驚きの理由が明かされます。なんと、チニが会いたがっていた母親は冒頭に出てきた盲目の妓生・ヒョングムだったようで、チニを妓生にしたくないがために、死んだことにしてお寺に預けていたのでした。ペンムはそれを知ると、ヒョングムを棒で打ち据え、無理矢理娘の居所を吐かせようとします。ひぃ~!怖い・・・。ペンムは『目的のためなら手段を選ばず』という考えの持ち主なんでしょうか?とにかく、今は『恐ろしいオバチャン』としか言いようがありません・・・。
どれだけ打たれてもチニの居場所だけは決して吐かないヒョングムだったのですが、その時、脱獄してきたチニが自ら教坊に現れてしまいます。ヒョングムは「ダメェェェ!」と叫ぶも、それが母とは知らないチニはペンムの手をとり・・・。
やっぱり全24話だけあって、さくさくと話が進みますね。次回、早くもチニの妓生修行が始まるのか!?それとも・・・?
ちなみに、お勧め度は☆☆☆★(70%)スタートで。
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| 第2話 「妓生への道」 |
ペンムはチニに「前にいるのがお前の母親だ」と教えるのですが、「私の子じゃありません!」と言い張るヒョングム。ペンムに「もはや言い逃れはできんぞ」と言われても、「じゃあ、私の子ではないと”いうこと”に!」と言うヒョングムでしたが、チニの才能に目をつけたペンムが手放すわけがありません。やっぱり野心満々で怖いオバチャンだ・・・、と思っていたら、驚くべき行動に出たペンム。なんと、「私の命を賭けますから、罪は見逃してやってください!」と役人に嘆願しに行ったのです。厳しいようで、実は情に篤い部分もある、か。なかなか奥の深そうな人物です。
それでも、妓生になろうとするチニを逃がそうとするヒョングム。ペンムは「妓生になれば栄華を極められる」と言っていましたが、実際はそんなに華やかな”光の部分”だけではないでしょう。そんな”闇の部分”を身を持って経験していているヒョングムだからこそ、チニを決して妓生にさせまいとしているんでしょうね。しかし、チニに「もう二度と私を捨てないで・・・」と泣きつかれたヒョングムは気が変わり、教坊でチニと共に暮らすことを決意するのでした。
そして6年後・・・。チニはすっかり成長し、大人の女性になっていました。妓生の修行も楽しそうにやっているようです。しかし、過去に辛い恋を経験しているヒョングムは、今は恋なんて経験したことがないから楽しそうにしているチニも、いつかは苦しむことになるだろうと考え、教坊から逃がしてあげようと必死。確かに、ペンムの口先に騙されて華美な世界だけを想像していると、そのうち痛い目に遭うかもしれませんねぇ・・・。なーんて思っていた矢先、チニに恋の予感が・・・!
潜水訓練(?)をしていたときにチマを盗もうとしていたトリョンニム(若様)軍団のウノという人は、チニに一目惚れしてしまったようで、教坊の入り口でチニを探していました。そんな時、チニの描いた絵がひらひらと飛んできて、それを取りに来たチニと鉢合わせ!さぁ、これから二人に恋が芽生えてしまい、ヒョングムの懸念が現実となってしまうのでしょうか!?
そういえば、プヨンはどうなったんでしょうかねぇ?まぁ、次回は恐らく登場してくれるでしょうけど。
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| 第3話 「まごころ」 |
チニはウノのことなどまったく気にかけず、妓生修行に集中しておりますが、ウノはチニが気になって気になって仕方がない様子(笑)。それにしても、チニは強気ですなぁ~。ことあるごとに、あの恐ろしいペンムに口答えしてますよ・・・。しかし、チニに対して怒ってばかりのペンムですが、裏では「チニは朝鮮、いや、天下一の妓生になる」と言っており、チニが天下一の妓生になる手助けに徹するつもりのようですね。まぁ、それも女楽行首になるためなのかもしれませんけど・・・。
そして、チニは踊りの足づかいを極めようと、大道芸人に綱渡りを習うことにするのですが、「みんなの前で芸を披露する」という交換条件を出されます。1話の三千拝の時もそうでしたが、チニは凄い執念だなぁ~。これだけで大物になる素質十分ですね。そして本番の日、チニは上手に綱を渡っていくのですが、突然ペンムの姿が目に入ってきて焦ったチニは地面へ真っ逆さま。追っかけてきたウノがなんとか受け止めるのですが、その時、二人の唇が触れ合っちゃいました!その後、口を水で洗って忘れようとするチニに対し、完全に恋の病にかかってしまった様子のウノ。うーん、ウノが妓生にメロメロになっちゃったのはやっぱり父親譲り!?
いてもたってもいられず、ジャンプして塀の向こうを覗いたり、妓房の周りをうろうろしたりするウノ。おいおい、こりゃかなりの重症でっせ(笑)。それを見かねた下働きのトクパルという男は、ケトンを買収してチニをウノと引き合わせるのですが、ウノの書いた詩を他の本からとってきた物だと一発で見抜いたチニ。妓生は高い教養を持っていたそうですから、盗作なんかしたらすぐにバレちゃいます(笑)。すると、ウノは次の紙を取り出してチニへ手渡し、それを見たチニの表情は一変。ついにウノの”まごころ”を受け入れるようですね。
ついに、チニとウノの身分違いの恋愛が始まっちゃいました。ヒョングムの懸念がいよいよ現実に・・・?
にしても、ウノ、ウノ、と書いていると、大嫌いな「神○う○」が頭に浮かんできて腹が立ってくる・・・。
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| 第4話 「初恋」 |
ある日、松都教坊に『才能のある童妓を女楽に献上しろ』というお達しが来ます。ペンムは抵抗することなくチニを都に連れて行くので、「え???」と思っていたると、「教坊同士で競演を行い、勝った所が女楽を司るのはいかがでしょうか?」と提案しはじめるペンム。うぅ~、野心満々ですなぁ。そして、ペンムとメヒャンはますます敵対心むき出しに!そこにプヨンとチニも加わり、売り言葉に買い言葉!いやぁ~、この女の戦いがいいですねぇ~。どちらが勝つことになっても、熾烈な争いになりそうです。
松都に戻ったチニは舞や音楽の稽古を始めるのですが、ウノさんがまたまたちょっかいをかけてきます(笑)。チニは「稽古に集中したい」とウノを拒絶するのですが、結局のところはチニもウノが気になるみたいで、ウノの気持ちを受け入れることに。にしても、ウノの恋煩いっぷりが面白いですね(笑)。チニに「他の男の前で舞を踊らないでくれ」と言ったところなんかは、「おいおい・・・」といった感じで笑っちゃいました。
そして、そんなチニの異変にいち早く気づいたのはヒョングム。やはり母親ですねぇ。そこで、ヒョングムは楽士のオムスにウノが本気なのかどうかを調べるように頼み、もし二人が本気なら、それを優しく見守ってあげようと考えます。オムスに「覚悟はあるのですか?」と聞かれたウノは、「もちろんだ!」と答えるわけですか、まだ髷も結ってない子供なのに、本当に”身分違いの恋”の大変さを分かっているんでしょうかねぇ・・・?どうも、甘く見ているような気がしてなりません。
さらに、そんなウノに大ピンチが・・・。なんと、母親に書堂をサボってチニと遊んでいたことがばれてしまいました・・・。母親は教坊に殴りこみに行き、チニにビンタを一発!このお母さん、もっとおとなしい人なのかと思いきや、なかなか怖い・・・。でも、チニがウノをたぶらかしたんじゃなくて、ウノがチニをたぶらかしたんですよ・・・。お母様、その辺は誤解なさらぬように。
さてさて、二人の恋はどうなってしまうのでしょうか?でも、私としては”甘い初恋”よりも”芸の対決”のほうが楽しみだったりするんですけどね・・・。
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| 第5話 「許されぬ定め」 |
ウノの母親はチニを散々罵倒した挙句、熱湯をかけようとします。そんな時、ペンムが現れてチニをかばい、ウノの母に土下座して謝罪し、とりあえずその場は収まりました。あぁー、典型的な両班といった感じのウノ母には全く同情できなくなりましたわ・・・。いくら愛する息子のためとはいえ、これは無茶苦茶すぎますぜ。んで、それを目の前にして、どうすることもできなかったウノ。やはり覚悟が中途半端だったんでしょうか?かといって、こんなところで母親に悪態ついたら、韓国では放送禁止物だろうなぁ・・・(笑)。
都では、メヒャンが着々と競演の準備を進めていました。しかし、こちらもプヨン以外の妓生は大したこと無いようで、メヒャンは勝利を確実なものとするため、策を用いることに。王族の風流人・ピョクケスという人物を買収し、自分達に有利に働くようにするみたいですが、どうなるでしょうかねぇ?ペンムは正々堂々と戦うことが信条ですが、こちらはどんな手を使ってでも勝つといった感じ。メヒャンの思い通りに事が進めば、ペンムの不利は確実か・・・?
そして、母親にきついお叱りを受けたウノでしたが、まだまだ諦めません。トクパルを撒いて外出したウノは、勝手に許婚との婚約を破棄し、チニに会いに行くのですが、またしても母親の知るところとなり、トクパルは棒打ちの刑に・・・。トクパルぅ~、こんなにボロボロになっちゃって・・・。トクパルがお気に入りの私は、ますますウノ母が嫌いになりました(笑)。トクパルとか、『イ・ジェマ』のトギョンのような優しくてお茶目な下男のキャラって、なんだか暖かくて大好きなんですよねぇ~。
ウノはそんなトクパルに謝り、「身分制度っておかしいよなぁ?」と話し始めます。ウノよ、身分制度を打破するため、革命に立ち上がれ~!・・・・・っていうドラマではありませんが、せめてもの抵抗としてチニとの恋を貫いて見せてほしいですね。そして、初めて自分を人間扱いしてくれたウノに感動したトクパルは、二人の恋の手助けをすることに。ウノに呼び出されたチニは、「ケリをつけてくる」と言って出かけていくのですが、そこにはウノが準備した粋な演出が・・・。トクパルさん、お疲れ様(笑)。またまた恋の炎が燃え上がりそうな雰囲気ですね。でも、あの怖い母ちゃんにバレたら、トクパルの命はやばいんじゃ・・・?それだけはダメですよ!(笑)
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| 第6話 「変わらぬ契り」 |
ウノは、チニに「必ず母上を説得してみせるから、そのときまで待っていてくれ」と言います。うーん・・・、「覚悟はある」とか、「愛があれば貧乏なんて・・・」とか言ってますけど、温室育ちのボンボンであるウノが本当に分かってるとは思い難い・・・。なので、応援してあげたい気持ちと、「おいおい、大丈夫かよ」という気持ちが半々です。極端なことを言いますが、本当に”どんなことにも耐える覚悟”があるなら、『駆け落ち』という最終手段に出ることもできますしね。
松都教坊では、競演の日取りが伝えられ、それに伴って童妓の水揚げを行うことに。他の妓生たちは男の目に留まろうと必死になるのすが、ウノのことが気になるチニは放心状態になってしまい、抜け殻みたいになってしまいます。そんな頃、都のプヨンはというと、一人の罪無き人の命を犠牲にした大芝居でピョクケスの心を掴み、水揚げをしてもらう約束を取り付けていました。こ、怖ぇぇ・・・。ふつう、主人公のライバルというと、「嫉妬に狂った末に策略家になっていく」というパターンが多いのですが、プヨンは根っからの悪人のようですな・・・。
そんなある日、稽古に身が入らず、ポカーンとしているチニのもとにウノの許婚・カウンが現れます。カウンは「ウノさんを苦しめないで!」とチニに言い寄り、さらに、「あなたを側室にするから、愛を分け合いましょう」と妥協案を提示。もちろん、チニは「受け入れられません」とキッパリお断り。カウンの気持ちも分からんことはないですが、ウノの愛を”自分のために”取り返したいくせに、「ウノさんが傷つくから」の一点張りは何だか卑怯だなぁ、と思っちゃいました。
そして、チニはウノに会いに行った後、自らコムンゴの弦を切っちゃいました・・・。チニがソムソムと話していた、愛する人を失った悲しみでコムンゴの弦を切ったという楽士の話から照らし合わせると、妓生として生きることを捨て、恋に生きるということなんでしょうか?まぁ、周りの人たちが、そして運命が、そうはさせてくれないでしょうけどね。
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| 第7話 「決意」 |
チニは弦の切れたコムンゴをペンムのところへ持って行き、「妓生をやめて、水汲みになります」と言い始めます。すると、「次の宴会に出て、お前を見初めてくれたた人に髪飾りを差し出せ。それをウノが奪うことが出来れば、この恋を認めよう」と、勝負を持ちかけるペンム。うーん、ペンムの真意は一体・・・?「もし、そこまで本気なのなら、諦めるよりほかはない」と考えているのでしょうか?それとも、絶対にそうはならないように手を打つつもり・・・?チニを手に入れるためにヒョングムをひどい目に合わせたペンムなら、何をしてもおかしくないですからねぇ・・・。
ペンムとの勝負を買って出ることに決めたチニは、ペンムが言った「それほどの価値のある女だということを、おまえの芸で示せ」という言葉に従い、稽古に集中することに。でも、どこから見ても、ペンムは競演のためにチニを指導してますよねぇ・・・。やっぱりペンムは何か企んでるんじゃなかろうか・・・。取り越し苦労だといいんですけど。
そんな頃、都ではプヨンの水揚げが行われようとしておりました・・・。しかし、メヒャンが買収しようとしたピョクケスは、権力に執着する女を嫌悪しており、プヨンが「女楽に未来を下さい」といった瞬間、怒って部屋を出て行ってしまいます。ピョクケスさんよ、いいこと言ってくれますねぇ~。このままメヒャンの思い通りに事が進み、競演はただの出来レースになるかと思いきや、思わぬところでコケちゃいました。でも、どうせメヒャンは次なる策を講じてくるんでしょうけどねぇ・・・。
そして、ウノがついに行動を起こします。なんと、チョン・チュク(カウンの父)に、『妓生のファン・ジニと結婚します』という手紙を持って行っちゃいました。それを見て、「国法を犯す気か!」と言うチョン・チュクに大して激しく口答えするなど、ウノのただならぬ様子がうかがえますが、いくらなんでもこれはマズいでしょ・・・。
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| 第8話 「髪かざり」 |
ウノの訴えを聞いたチョン・チュクは、とりあえずは聞き入れるふりをするのですが、その後、チニのところに兵士が押しかけてきます・・・。チョン・チュクはチニを殺して、無理矢理ウノと引き離そうとしたのでした。それを見たペンムは、「そんなことをすれば、永遠にウノの恋は冷めません」とチョン・チュクに進言し、とりあえずその場を収めます。ペンムは、未来ある妓生であるチニの命を救い、同時にウノとの関係を引き裂く秘策を考えていたんでしょうね。おそらく、チニに勝負を持ち出したあの時から・・・。うぅ、おっかない・・・。
そんな頃、ピョクケスの心を掴むことに失敗したプヨンは、メヒャンに「もう一度機会をやろう」と言われ、再度水揚げに挑戦(?)するのですが、そんなプヨンを待っていたのは、いかにもエロオヤジ!といった風貌の小汚いおっさん・・・。でも、これを断れば妓籍から外され、元の悲惨な生活に戻らなきゃならないため、覚悟を決めるプヨン・・・。これはプヨンに同情しちゃいますなぁ・・・。いくらなんでもこれは辛すぎる・・・。メヒャンも、もう少しマシなおっさんを選んであげればよかったのにねぇ。
ある日、チョン・チュクはウノに「まずは父上に話をして来なさい」と優しく諭し、ウノを都に向かわせるのですが、その間に宴会を開いてしまおうという算段でした・・・。いやぁ、このおっさん、なかなか食えない奴ですなぁ~。また、教坊では、翌日に運命の水揚げを控えた妓生たちが、なにか物悲しげな雰囲気に包まれておりました・・・。そんな中、なんとソムソムが自殺してしまいます。心の中でチャンイを思い続けていたソムソムですが、家族を救うためには他の男に抱かれなければならない・・・。そんな葛藤に苦しんだ末、ソムソムは死の道を選んでしまったのでしょうね・・・。チャンイにもらったテンギ(髪かざり)を付けて・・・。うぅ、なんと可哀想なソムソム。来世では、思う存分恋をして、幸せになれるといいですね。(←『京城スキャンダル』で使われていた言葉をパクッちゃいました^^;)
そして、ついに運命の宴が開かれます。すると、ペンムは二振りの剣を持ってきて、「同じ童妓を選んだら、これで戦って決めたらどうですか?」と提案。そう、二人は、ウノの父・キム判書がチニを見初めるように仕向け、ウノと戦わせようとしていたのです。というより、戦えなくするのが目的でしょうか?この時代、親に刃向かう事は死に値するものでしょうし・・・。必死で馬を走らせて会場に向かい、「いけません、父上!」と叫んだウノですが、はてさてどうなることやら・・・。
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| 第9話 「雨の別れ」 |
ペンムはキム判書を止めたウノに対し、「それほどチニを慕っているのなら、父親からでも奪って見せよ!」と言わんばかりに”例の剣”を手渡します。もちろん、儒教を重んじる両班であるウノが父親に逆らうことなどできず、チニの目の前で剣を捨てて逃げ出してしまいました・・・。ペンムはこれが狙いだったんですね。どこまでも恐ろしいオバチャンだ・・・。でも、負けは負け。チニはペンムとの勝負に敗れてしまったわけですな・・・。
そして、キム判書と初夜を過ごすことになってしまったチニだったのですが、ヒョングムとオムスが策を講じ、ウノと二人で駆け落ちをする準備を整えてくれるのでした。暖かくチニを見守るヒョングムとオムス、いいですねぇ~。この二人組、大好きです。しかし、そのことを知ったペンムはケトンを脅し、ウノの母親に伝えに行かせるのでした。ウノは「行くなら、私を殺してから行け!」という母親に阻まれてしまい、二人の駆け落ちはあえなく失敗。また、ウノを待ち続けたチニは雨に打たれたせいで体が弱り、駆けつけたオムスの前で倒れてしまいます。嗚呼、なんと辛い運命・・・。
一晩中庭に座り続けていたウノは血を吐いて倒れてしまい、急に危篤状態に・・・。そして、自分の命が残り少ないことを悟ったウノは、二人でよく遊んだ橋のところへ行き、静かに息を引き取ってしまいます・・・。うぅ、ウノにこんな残酷な最期が待ち受けていたとは・・・。あぁ、胸が苦しい。涙も出てくる・・・。いつまでも恋の話をしていたら、妓生の話に進めないので、いつかはこの恋の終わりが来るだろうとは思っていましたが、こんな結末ってあり?嗚呼。
先立った息子に怒り心頭のキム判書は、ウノの葬式を出さないどころか、粗末な棺に入れて「どこへでも捨てて来い!」と命令。あまりに酷すぎますよ・・・。可哀想なウノ・・・。トクパルたちはウノの棺を運ぶのですが、教坊の前に差し掛かると、急に動かなくなってしまう台車・・・。「ここから離れたくない、チニのもとを離れたくない」というウノの気持ちが、こんな怪奇現象(?)を引き起こしたんでしょうね・・・。チニはウノに最後の言葉をかけ、泣く泣く棺を見送るのでした・・・。また、ペンムが駆け落ちを阻止したことを知ってしまったチニ。「まさか、行首様がここまでするとは!」といった感じでしょうね・・・。私も同感で、ペンムのやることが全く理解できません・・・。
そして、チニは全てを捨て、妓生としての人生を歩むことを決意。しかし、その心の中には復讐の炎が燃え上がっておりました。二人を引き裂いた両班たちに対し、そしてペンムに対し・・・。さぁ、ここからが妓生・ファン・ジニとしての人生の始まりですね。ここからどのようにして名妓への道を駆け上っていくのか、とても楽しみです。このドラマは恋のお話じゃないので、お勧め度のアップは見送りにしておきますが、この回は本当に泣ける話でした。
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| 第10話 「冷たい月」 |
あれから4年後・・・、チニは妓生・明月(ミョンウォル)として名声を馳せておりました。しかし、この傲慢な態度は何じゃ~!ウノを失った苦痛を心の中に秘めて生きていくチニの性格はすっかり屈折してしまっていました・・・。うーん、スポ根モノみたいですが、「チニ、その苦しみを芸にぶつけるんだ!」と言ってやりたくなりますわ(笑)。
そうそう、他の登場人物にも変化が。貧乏両班から一転、礼曹判書(イェジョパンソ:正二品の官職)に任命されたキム・ジョンハン(チョンハン)や、ウンさん(@『シークレット・ルーム』)もどきの護衛兵士・ムミョンが新たに登場し、ケトンは念願の妓生に(しかし、こちらも何やら態度がでかくなってるようで・・・)。特に、チョンハンは何かとチニに関わっていましたので、ウノの代わりにこの人がチニとの恋を繰り広げていくことになるような感じ・・・?とにかく、誰でもいいから、さっさとチニの心を開いてやってください。
そんな頃、都では、明の使者が朝鮮の郷楽を廃止しようとしており、王様(中宗)は心を痛めておりました。そこで、王様は新登場のチョンハンに、朝鮮の郷楽を守る使命を与えます。チョンハンは使者に「私が勝ったら、宴の舞を見てください!」と言って詩の勝負を挑み、見事に勝利。あとは妓生の舞で使者を感服させるのみとなりました。しかし、郷楽を廃止しようとする使者の心は堅く、勝ち目の無い戦いだということを悟った女楽のメヒャンは、大任を松都教坊に押し付けることに。うわぁ~、汚いな~。”妓生としての誇り”よりも”生き残ること”が何より大事なメヒャンは現実的で堅実だとは思いますが、これはドラマですからねぇ・・・。もうちょっと夢があってもいいんじゃないかなと思います・・・(汗)。
メヒャンに大任を押し付けられた松都教坊は、何としてでも使者の心を掴もうと頑張るのですが、チニは宴をすっぽかして寺へ行ってしまいます。チニ抜きでは使者の心を掴むことができるはずもなく、もう終わりか・・・?と思われたその時、満を持してチニが登場です!チニは使者の心を一瞬にして掴み、使者はチニのチマに詩を書いてお礼するのですが、なんと、それを破いて燃やしてしまうチニ・・・。お前さん、一体何がしたいんじゃ~!まさか、クムチュンの言うように、宴をぶっ壊してペンムを困らせようと・・・?
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| 第11話 「ふたつの面影」 |
詩を燃やしたチニはその場で使者が書いた詩を暗誦し、「すでに心の中に留めました。なので、形として残す必要はありません。」と言い、さらに使者の心をわしづかみに。はぁ~、一時はどうなることかとヒヤヒヤしましたよ・・・。ですが、いくらなんでも無茶苦茶すぎやしませんかな・・・?一つ間違えば、使者が激怒し、郷楽どころか朝鮮国そのものが危なくなっていたかもしれないのに・・・。いやはや、ファン・ジニ恐るべし。
このことによって、松都教坊は朝廷からも一目置かれる存在になり、松都に歌や詩を扱う新たな官庁が設置されることに。そんな中、なんと、チニが女楽に寝返ってしまいます・・・。チニ曰く、ペンムの舞には何かが足らないらしい・・・。ん?まさか、それは”若さ”では?(笑)冗談はさておき、チニはメヒャンに剣の舞を習い、ペンムを打ち倒す心づもりのようで、メヒャンもチニを受け入れることに決めます。うーむ、チニの考えることはよく分かりませんわ・・・。あの恐ろしいメヒャンのことだから、用済みになったら捨てられることぐらい分かってるだろうに、いったい何が目的?本当に、「ただペンムを倒したい」という一心だけで、こんな行動に出たんでしょうか?
そして、そんなチニに目を付ける二人の男・・・。まずはキム・ジョンハン。チョンハンはチニの心に秘められた苦しみを理解し、何とかしてあげたいと考えているようで、チニが心配でたまらないといったご様子。チニのほうも、”真心”という言葉を使うチョンハンがウノと重なるようで、まんざらでもなさそう。そして、もう一人はピョクケス。ピョクケスはチニが出るはずだった商団の宴を圧力で中止させ、自分のところへ来させます。すると、怒って何かをやらかすかと思いきや、大人しくピョクケスに従い、「一晩を共にさせてください」と申し出たチニ・・・。あぁー!チニは何を考えてるのかさっぱりわからん!
さて、チニを取り巻く二人の男が現れたということもさることながら、理由はどうあれチニが舞を始める気になったということで、また話が盛り上がってきそうですね。これからの活躍に期待です。
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| 第12話 「剣の舞」 |
やはり、チニは大人しく従ったわけではなく、恥をかかせてやろうと考えていたようで、チニに馬鹿にされたピョクケスは面目丸潰れ。でも、そんなピョクケスは「絶対にチニを私のものにしてやる!」と火が点いちゃったようで、プレゼント攻撃などを始めるのですが、全く効果なし・・・(笑)。なんか、この必死さが笑えますなぁ~。「金と権力さえあれば、何でも出来るんだ!」という考えのピョクケスなんて、チニが一番嫌いなタイプなのにねぇ・・・。無理無理、諦めなされ。
チニはメヒャンのもとで剣の舞の稽古を始めるのですが、これが想像を絶する下手さ!まぁ、5年も舞から離れていたら、こうなっちゃいますよね・・・。しかし、チニは持ち前の負けん気で食らい付き、結果としてメヒャンの心に火をつけることに。そして、メヒャンとチニの相性は抜群だったようで、チニは短い期間でメキメキと腕を上げ、メヒャンもプヨンたちには見せたことのないような笑顔でチニを鍛えます。でも、この特訓、いかにもスポ根!って感じで笑っちゃいました。こういうのが嫌いなわけではないのですが、”華麗な妓生の世界”って感じのこのドラマに泥臭い展開が入ってくると、凄く違和感があるんですよねぇ~(笑)。
そんなチニを見た松都の妓生たちは、「このままではペンム行首が退妓されられてしまう!」と危機感を募らせ、驚くべき行動に出ます・・・。なんと、練習しているチニに向かって、大きな丸太が襲い掛かってきました!それに気づき、とっさにチニをかばいに行くキム・ジョンハン。チニは助かるんでしょうが、チョンハンの身が心配です。にしても、松都の妓生たちも恐ろしいですなぁ(プヨンの犯行という説も考えましたが、こんな仕掛けを作るには人数がいるので・・・)。打ち所が悪かったら怪我じゃ済みませんよね・・・。でも、そんなことよりも、大掛かりすぎる仕掛けに爆笑。このドラマ、ところどころに雰囲気をぶち壊すような展開がありますね(笑)。
さーて、これからどうなってしまうんでしょうか?これでやっと折り返し地点なので、まだまだチニの苦難は続きそうな感じですけど・・・。
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| 第13話 「涙のわけ」 |
罠に気づいたチョンハンがとっさにかばってくれたおかげで事なきを得たチニ。丸太が直撃したチョンハンも少しの間寝込んでいましたが、すぐに回復したようで何より。で、犯人なんですが、松都の妓生でもなく、プヨンでもなく、名前も知らない女楽の妓生でした。にしても、メヒャンやピョクケスがプヨンを犯人だと決め付けていたところに笑えました。「こいつは権力のためなら人殺しも辞さないような奴だ」というイメージが染み付いてるってことですよね・・・。プヨン、哀れなり。
そして、チニはプヨンたちに交じって剣の舞の練習を始めるのですが、技術のほうはプヨンたちに匹敵するくらいに成長しているはずなのに、全く息が合いません。そんな様子を見て、「チニは周りの者と息を会わせることを知らない」と感づいたメヒャンは、「過ちを悟るまで、踊りも音楽もさせん!」と言い放ち、チニに下働きの仕事を命じます。すると、メヒャンの目論見どおり、下働きの仕事をしていくうちに「チームワークの大切さ」を悟ったチニ。いやー、前回を観ていた時も思ったのですが、メヒャンの指導は本当に上手ですよねぇ~。伊達に女楽の行首を名乗ってるわけじゃありませんな。権力に執着したり、策謀を用いる面もありますが、プヨンに比べたら可愛いものですし・・・(笑)。
メヒャンの指導により、「群舞には向かない」という欠点を克服して一皮剥けたチニ。これで宴は完璧!・・・と思いきや、ここで策士・プヨンが悪巧みを・・・。自分が想いを寄せているチョンハンの心がチニに向いていることを知って嫉妬に燃えるプヨンは、他の妓生たちをそそのかして宴の途中で踊りをやめてしまいました。サーッと引いていく他の妓生たちを見て呆然と立ち尽くすチニ・・・。でも、これでどうやってチニを陥れるつもりなんでしょうか・・・?こんなことをして、メヒャンに怒られるのはプヨンのほうだと思うんですがねぇ・・・。
決して面白くないわけじゃないんですけど、視聴前に抱いていたイメージに反して、結構泥臭い展開になってますねぇ~。(「スポ根モノみたいだった」という感想をよく聞くので、うすうす予想はしておりましたが^^;) 【もくじに戻る】 |
| 第14話 「偽りの音色」 |
プヨンの策略によって舞台の真ん中にぽつんと取り残されたチニは、近くに居た武官の刀を抜き、独りで”鶴の舞”を踊り始めます。ウノのために踊っていたあの頃を思い出し、舞うことの悦びを噛み締めながら楽しそうに踊る姿、良かったですねぇ~。ウノが「他の男の前では踊って欲しくない」と言っていた舞をチョンハンの前で見せた・・・。これは、チニの心の中でウノとチョンハンが重なった証拠ではないでしょうか・・・?
この舞はチョン・チュク(留守)やピョクケスにも大ウケだったのですが、チョンハンは「宴を戦いの場にした」と言って怒り出し、「チニが勝手に違う舞をやりはじめた」というプヨンの証言とそれに同調するメヒャンを信じてチニに処分を下します・・・。その罰というのは『ペンムの下へ戻り、”鶴の舞”の舞譜を完成させる』というものでした。しかし、本気でチニに怒りと嫌悪感を覚えたわけではなかったようで、当代の名妓であるペンム・メヒャン・チニ・プヨンの四人全てを守るために仕方なく講じた策だったのです。でも、しっとりとしたシーンだったのに、メヒャンの平手打ちをボクサーみたいにスウェーバックで避けたプヨンに吹き出してしまい、一気にムードがぶち壊れ・・・(笑)。
鋭いペンムは「チニが礼判大監の”真心”に毒されてはいかん!」と危機感を覚え、チニには「あの方は、舞譜を採り、出世するためにお前に接近しているのだ」と吹き込み、チョンハンには「あの子の将来のため、目の前から消えてあげてください」と言い、二人の間に芽生え始めた恋心を摘み取ってしまいます。うーん、「ペンムめ、余計なことを!」という気持ちもありますし、「”真心”を信じればヒョングムのように痛い目に遭う」と考え、それを防ごうとするペンムの気持ちも分かる・・・。ですが、人の心を弄ぶようなペンムのやり方はどうも気に入らないんですよねぇ~。
そんな中、チニの心をつかもうと必死のピョクケス。前回、ケトン(タンシム)に接近し、「チニの心をつかむ方法を教えれば、お前を抱いてやろう」とそそのかしていましたが、「まさかケトンがお前なんかのためにチニを売るような真似は・・・」と思ってたのに、本気でピョクケスを愛してしまったケトンは(あんな奴のどこがいいんだか・・・)、「一度限りの関係しか持てない」と知りながらもチニをピョクケスに差し出すことに・・・。そして、ピョクケスに望みを叶えてもらったケトンでしたが、妊娠しやすい時期に一晩を共にしちゃって、大丈夫なんでしょうか・・・?そんなことになれば、ピョクケスの心がチニにある以上、第二のヒョングムになることは目に見えてますからねぇ・・・。
で、どうやってチニの心をつかむ方法を探すのかなぁ~と思っていると、なんとケトンが向かった先はヒョングムの部屋!チニがチョンハンに惹かれていることを知っているヒョングムですが(チニがヒョングムの膝の上で本音をさらけ出すシーンは凄く良かったです^^)、ウノの時のように応援してもペンムに阻まれてしまうことは分かりきっている。「ならば、これ以上チニの心がペンムに踏みにじられるくらいなら、いっそピョクケスに差し出して取り立ててもらったほうがいい」と考え、ピョクケスに必勝法(?)を伝授することに決めたヒョングム。いやぁ~、ヒョングムの心の中の苦しい葛藤がひしひしと伝わってきて、グッと来ちゃいました・・・。そして、それを忠実に実行するピョクケスにチニは何を想う・・・?
レビューの量が物語っているように、今回の話は良かったですし、作品全体の雰囲気も好きなんですが、いまひとつ”ドキドキ感”が足りないのでハマれません・・・。『京城スキャンダル』の後半や、『シークレット・ルーム』だって、しっとりとしながらも「次はどうなる!?」というドキドキ感があったのですが・・・。
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| 第15話 「渡し舟」 |
チニはピョクケスの行動が全て真心から来るものではないこと、そして、贈られた詩はチョンハンが書いたものだということを見抜いており、またしてもピョクケスの作戦は大失敗・・・。ショックで馬から落ちたのには笑っちゃいましたよ。もはや、この人はただのお笑い要因ですね・・・(笑)。口の周りにまぁ~るく生えている泥棒ヒゲも何だか変ですし(笑)。で、どうやらそんなアホの子供を妊娠してしまったような感じのケトン。何度も言うけど、あんな奴のどこがいいんだか・・・。うーん、ケトンは下女のときのキャラのほうが好きだったなぁ~。
そんな中、チョンハンはこっそり松都を去ろうとしており、それを知って馬で追いかけるチニ。途中でピョクケスの邪魔が入ったりしましたが、チニはなんとか追いつき、チョンハンを引き止めるのでした。ですが、二人はお互いに想いを寄せ合っているにもかかわらず、チニは辛い過去の経験があるし、ウノとは違って現実を知るチョンハンは積極的に出ることが出来ないしで(ペンムに釘を刺されているというのもあるでしょうし)、恋が燃え上がるような気配は見せません。でも、個人的にはウノとの危なっかしい初恋よりも、こっちのしっとりとした恋愛のほうが好きですわ~。
しかし、「チョンハンをウノのような目に遭わせてはいけない」と感じたチニは、事実上の夫となる妓夫を迎えることによってチョンハンの想いを断ち切ろうとします。そして、肝心の妓夫に選ばれたのは、なんと護衛のムミョン!で、このムミョン、もともとは両班だったようですが、チョ・グァンジョの一件(このドラマにはあまり関係ないので割愛させていただきます)に巻き込まれて両班として生きていけなくなった人らしく、謎の脇役かと思いきや、ちゃんとストーリーが用意されてましたか。今後はこの人の過去にも注目ですね(と言っても、語られるのかどうかは知りませんが・・・)。
そして、チョンハンが見ている前でわざとらしくキスをしていたチニとムミョンですが、こんなことでこの恋は終わらないでしょうねぇ~(終わってしまったら、あと9話も持たないでしょうし^^;)。今後、チョンハンとチニの二人がどうなっていくのか、そして、プヨンとの芸事対決のほうも見逃せません!
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| 第16話 「愛の調べ」 |
いやー、2月に入ってからというものの、KBSのおっさんドラマしか観てなかったので、こういう若々しいドラマがめちゃくちゃ新鮮でした(笑)。
チニがチョンハンへの思いを断ち切るために自分を利用しようとしていることを見抜ていたムミョンは、そんなチニを突き放します。そりゃそうですよねー。こんな形で一緒になったら、ムミョンだって辛いでしょう。それにしても、今回のムミョンは今までの影みたいな存在が嘘のようにペチャクチャ喋ってましたが、この人、喋らないほうがいいですねぇ~(笑)。それと、チニに対してやたらと上から目線で喋ってるのが気になりますわ・・・(腐っても両班?)。
そして、ある日、チニは「宴に出ろ」との命を受け、オムスと共に宴に向かうのですが、そこには思いもよらぬ人の姿が・・・。なんと、ヒョングムを捨てた父親がそこに居たのです。ヒョングムとのことを笑い話をするように語る父親の姿を見て、酒を顔にぶちまけて帰っていくチニでしたが、ヒョングムがそんなろくでなし親父を待ち続けていることを知っているオムスは父親に接触し、ヒョングムに会ってくれるように頼むのでした・・・。自分もヒョングムのことが好きなのに、オムス様、いい人過ぎるぞ!(それと同時に、悲しすぎる人でもありますけどね・・・)
そうこうしているうちに、都から「王様の即位20周年を祝う宴に出席しろ」と呼び出しがかかったチョンハンが松都を去ることに・・・。チニとチョンハンは本心を隠し、ぐっとこらえようとするのですが、やはり自分の心を欺くことは出来なかったようで、ついに一晩の関係を持っちゃいました!それにしても、プヨンと共寝をしかけたときもそうでしたが、チョンハンが妓生の服を脱がす手つきを見ていると、すっごく手馴れた感じに見えるんですけど・・・(笑)。さてさて、これからこの二人の恋はどうなっていくのでしょうかねぇ~?
あ、そうそう、都でなにやら企むプヨンとピョクケスの動向も気になります。ピョクケス、アンタは一体何がしたい・・・?
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| 第17話 「舞えぬ鶴」 |
鳴鼓舞(ミョンゴム)を完成させるべく必死で稽古に励むプヨンとは打って変わり、「鶴の舞なんて舞いたくない!」と言い出して稽古を投げ出していたチニ・・・。やはり、チョンハンとの別れがそんなに苦しかったのか・・・と思いきや、どうやらそうではないようで、「ペンムの”鶴の舞”はまやかしではないのだろうか?」という疑問を抱いていたのでした・・・。それにしても、何度叩かれても絶対に舞おうとしなかったチニの強情さにはビックリしますわ。3日間って・・・。
そんなチニは教坊を飛び出し、本物の鶴を見に行き、じっくりと動きを観察します。そして、ペンムに向かって「あなたの舞は心がこもっていない。ただ自分の技術をひけらかしたいだけだ!」と言い放ち、自分なりの”鶴の舞”を披露するチニ。自分の30年間、そして師匠までもを全否定されてしまったペンムは涙を浮かべ始めます・・・。いやー、あのペンムの鉄の心を崩すなんて、ファン・ジニ恐るべし・・・。自らの過ちを悟ったペンムは、「一緒に鶴の舞を完成させよう!」とチニに持ちかけ、さらにはチニの言うとおりにウノが死んだ場所で膝を折るのですが、それでもペンムを許さないチニ。徹底的にペンムを地獄に突き落としたいんですね・・・。ペンムに「あなたの執念が嫌い」といってましたが、あんたの執念も十分恐ろしいぞ・・・(苦笑)。
そんな頃、「いきなり大人しくなったなぁ」と思っていたピョクケスは、鉱山を見つけたり楽器を寄付したりして王様の評価を上げておりました。そして、王様に「望みをかなえてやろう」と言われると、「ミョンウォルを側室にしたいのです!」と言い出すピョクケス。おいおい、そんな手を使ってまでチニを傍に置きたいんかいな・・・。もちろん、そんなピョクケスの思い通りになるチニではなく、事実上の結婚式となる宴に死装束で現れます。「お前と一緒になるくらいなら死んだほうがマシだ!」というチニの覚悟に対し、「詩の勝負で勝ったら、側室にならなくてもいいぞ」と言い出すピョクケスなのですが、なんと勝負は7対1の変則マッチ!いやー、カッコ悪いったらありゃしませんな・・・。
しかし、チニは臆することなく、自ら10対1の勝負を望み、さらには「負けたほうが脱ぐ」という野球拳まで持ち出します。で、結果は、ピョクケスがどんどん脱がされていき、チニは一枚も脱がされなかったという有様。面子ボロボロのピョクケスはついに本性を表し、「芸なんて妓生が男の気を惹くための道具だ!」と言い出し、妓生を罵倒し始めます。ありゃ~、自ら”風流人”の化けの皮を剥がしちゃいましたね・・・(笑)。すると、それにぶち切れたペンムは、なんとピョクケスの前でちゃぶ台返し!(←これもスポ根!?)
うーむ、よく分からん展開になってきましたなぁ・・・。やはり、ペンムは「王族を侮辱した罪」とかなんとかで処罰されてしまうんでしょうか・・・?
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| 第18話 「空白の舞譜」 |
ピョクケスに楯突いた罪で投獄され、「杖刑(杖叩きの刑)で足を折る」という刑罰に処せられることになったペンム。笞・杖・徒・流・死の五刑のなかで二番目に軽いといわれる杖刑ですが、舞に命をかけてきたペンムにとっては”死”と同じかそれ以上の苦痛であることは間違いありません。それにしても、「本心を隠せ」とあれほど言っていたペンムが自ら心の内を解き放ってしまうとは、よほどチニから受けたショックが大きかったのでしょうね・・・。「一見強そうに見える人間ほど、一度崩れてしまうと脆い」というのを実感できるシーンでした。
それを知ったチニはペンムを救うためにピョクケスの側室になることを決意するのですが、チニの才能を埋もれされぬため、そして愛する留守令監を苦しめぬため、ペンムは独りで死を選んでしまうのでした・・・。ペンムが崖から飛び降りた最期のシーン、(ペンムの年齢を差し引いたとしても)天女のような姿でしたねぇ~。でも、この人の一生は本当に悲しく、哀れな人生だったと思います。チニの才能を手に入れるためにヒョングムを酷い目に合わせたことからも分かるように、ペンムは”才能”や”技術”に溺れてそれが至高のものだと思い込み、一番大切な”心”を忘れてしまっていたんですね。嗚呼、最後に踊っていた鶴の舞のように楽しく舞うことが出来ていたら、ペンムの人生はがらっと変わっていただろうに・・・。
すると、そんなペンムの亡骸に向かって、「自分だけ逃げるな!起きろ!」と罵るチニ・・・。確かに、ペンムは過ちを犯していたとは思いますが、ウノの前で跪いたあの時、チニはペンムを許すべきだったのでは・・・?ここまでペンムを追い詰め、死に追いやったのは紛れも無くチニの所為ですよね。あそこでウノとの過去を断ち切ったなら、同じようにペンムとの過去も捨ててしまえばよかったのに。ああ、ペンムが遺した『鶴の舞 ファン・ジニ』と書かれた空白の舞譜が真の意味で完成を見ることはないでしょうな・・・。
そして、ペンムとのお別れの時が・・・。ヒョングムが船上から遺灰を撒き、川辺でそれを見つめながら泣き崩れる松都教坊の妓生たちでしたが、そこにはチニの姿がありません。すると、バリバリに着飾ったチニが現れ、クムチュン同様「最後の最後までペンムを苦しめ続けるつもりか・・・」と思いましたが、そこでペンムがピョクケスに「最後まで踊らせてください!」といった舞、そしてチニとペンムの出会いのきっかけとなった舞でもある、『落花流水』を舞い始めます。これがチニなりの送別のやり方だったのでしょう。にしても、相思相愛という意味が込められている”落花流水”をペンムへ贈るというのは何とも皮肉な話ではありますが・・・。
あまりにも心を打たれた回だったので、ガラにも無く少し語っちゃいました(笑)。お勧め度は79%あたりまで上昇中です。さぁ、次回以降、ペンムを失ったことによるチニの心の変化、そしてチョンハンとの恋の行方が見逃せません! 【もくじに戻る】 |
| 第19話 「途切れた心」 |
ついにチニとプヨンが女楽行首の座を賭け、王様の前で舞を披露する時がやってきました。しかし、チニが舞い始めるや否や、ピョクケスが「師匠を殺した傲慢な女」などと小言で野次を飛ばし始め、それがペンムの死でショックを受けていたチニの胸に突き刺さります。そして、その場で倒れてしまうチニ・・・。「可愛さ余って憎さ百倍」なんて言葉がありますが、こんなヒドイ真似をするなんて、ホントに最低な奴ですね!王族の風上にも置けん奴よ!
それを見ていたキム・ジョンハンは、大勢の大臣たちが見ている前だというのに、チニを抱きかかえて部屋に運びます。このことは大問題に発展してしまい、宴をぶち壊しにしたチニに加え、チョンハンの処罰を要求する大臣たち・・・。しかし、チョンハンを信頼している王様はチョンハンを処罰しませんでした。いやー、王様、「もし、お前があの女の処罰を望んでいたら、余はお前を処罰したであろう」なんて、いいこと言ってくれますね~。
そして、傷心状態のまま松都に戻ったチニは、何も食べないわ、酒を浴びるように飲むわ、宴会に出てもボケーっとして動かんわ、突然「行首様はどこ?」と言い出してそのあたりをうろつきまわるわと、そりゃもうヒドイ有様・・・。そして、ついにはペンムが死んだ場所で身を投げようとするチニ・・・。にしても、恋人と引き裂かれれば「ペンムを殺してやる~!」になり、そのペンムがいざ死んでしまえばショックで立ち直れなくなり・・・って、チニの感情は極端すぎて理解不能ですわ・・・。感情が激しいと言われる韓国の人にとってはこれが普通なんでしょうか・・・?
が、チニが身を投げようとしたその時、都からチョンハンが駆けつけてそれを引き止めます。そして、チョンハンはなんと駆け落ちを宣言!ウノとチニが成し遂げられなかったことに挑戦するようですが、ピョクケスがそれを知れば絶対に邪魔してくるでしょうから、そう簡単にはいかないでしょう。んー、全く上手くいく気がしませわ・・・。
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| 第20話 「隠れ里」 |
3年後・・・。チニとチョンハンはピョクケスの追っ手を逃れながら田舎で静かに暮らしておりました・・・。しかし、チニは妓生時代のことが忘れられず、それを見たチョンハンは「この選択は正しかったのだろうか・・・」と自問。『薯童謠』のチャン&ソンファの駆け落ちのように、心からこの生活を楽しんでいる様子ではありませんね・・・。で、ピョクケス、お前はどこまでしつこいんじゃ~!3年間も諦めずに追い続けたその執念、褒めてあげたくなるくらいですわ(笑)。
そんな中、チニは子供を授かり、ついにヒョングムの言っていた「愛する殿方と共に生きる道」が見えてくるのですが、ピョクケスがそうはさせてくれませんでした・・・。なんと、ピョクケスはチニをおびき出すため、「ヒョングムが危篤だ」という噂を流しており、それがチニの元に届きます。それにしても、一介の妓生が危篤だというくらいで、全国に噂が広がっていくものなんでしょうかねぇ・・・?発信元がピョクケスの手下たちだとしても、実際に広げるのはいろんなところを行き来する商人たちなわけですし・・・。ま、あまり深く考えないことにします。
そして、まんまとピョクケスの罠にかかってしまい、絶体絶命かと思われたチニとチョンハンだったのですが、松都の外のお寺で、住職に会いに来たチニたちとお祈りに来たヒョングムが鉢合わせ。なんとかピョクケスに見つからずに再会できたのですが、ヒョングムの無事を知って家に帰ってきたチニたちに悲劇が・・・!なんと、家の前に大勢の兵士が張り込んでいたのでした・・・。チョンハンはチニを逃がすために自らが囮になるのですが、チニは「あなたと一緒に死にます!」って感じで兵士のほうに歩み寄り・・・。あかん!逃げろ~!!
ピョクケスや赤服軍団はもちろんのこと、唯一の頼みの綱である王様も「余を裏切ったな!」とご立腹だったので、チョンハンはとてもまずい状況ですね・・・。チニも「両班をたぶらかした罪」だのなんだのを追求されることになりそうですし・・・。あぁ~!どうなってしまうんだ~!? 【もくじに戻る】 |